【ソウル聯合ニュース】南北、米朝の対話ムードが高まる中、来月1日から行われる定例の韓米合同軍事演習に対する北朝鮮の反応が注目されている。

 韓米軍当局は20日に指揮所演習「キー・リゾルブ」と野外機動訓練「フォールイーグル」の計画を発表したが、21日午後現在、朝鮮中央通信や朝鮮中央テレビ、労働新聞などの北朝鮮メディアは演習計画の発表について報じておらず、北朝鮮の公的機関の反応もない状態だ。

 これに先立ち、北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長は5日に文在寅(ムン・ジェイン)韓国大統領の特使団に面会した際、韓米合同軍事演習を4月から例年水準で行うことに理解を示したと伝えられた。

 このような流れが続けば、北朝鮮は今年の演習を以前のように強く非難しないだろうとの見方が優勢だ。

 北朝鮮メディアでは対韓国窓口機関、祖国平和統一委員会のウェブサイト「わが民族同士」が6日に韓米合同軍事演習を非難する文章を掲載して以降、目立った動きがなく、過去に演習に対して「戦争」「断固たる先制攻撃」などの表現で連日非難を続けた時とは様子が異なる。

 一方、北朝鮮は日米共同訓練に対してはさまざまなメディアで先月から「対決と戦争をもたらす軍事的妄動」「平和の雰囲気を損ねようとする故意の挑発行動」などと非難し、対照的な態度を見せている。

 韓国・東国大北朝鮮学科の金榕炫(キム・ヨンヒョン)教授は「南北、米朝首脳会談を前に、北も朝鮮半島情勢をガラスの器のように(慎重に)扱っている」とし、「対話の流れの中で韓米合同軍事演習が障害にならないようにしているとみるべきだ」と述べた。

 その上で「ただ、金委員長が(韓米合同軍事演習について)『理解する』と表現したのは外交的なレトリックで、仕方なく見逃すという意味だ」とし、「北は演習に毎年反発してきたため、今年も労働新聞など国内向けメディアでは抑えたトーンで非難する可能性もある」と指摘した。