【ソウル聯合ニュース】韓国統一部の当局者は11日、北朝鮮が前日の10日に朝鮮労働党の中央委員会総会を招集したことと関連し、金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長(朝鮮労働党委員長)の地位が昨年よりも強化されたとの見方を記者団に示した。昨年の党中央委総会ではひな壇に金委員長を含む常務委員が座っていたが、今年は金委員長だけが壇上にいたことをその理由に挙げた。

 この当局者はまた、北朝鮮メディアが同日、「国務委員会、最高人民会議(国会に相当)常任委員会、内閣をはじめとする国家指導機関構成案」と言及したことから、北朝鮮の最高政策指導機関である国務委員会が名称を変えたり廃止されたりする可能性は低いとの見方を示した。

 北朝鮮は11日に最高人民会議を開き、金正恩体制の2期目を正式に発足させる。先月の代議員選挙で金委員長は北朝鮮の最高指導者として初めて代議員に選出されず、北朝鮮が国務委員会を廃止して新たな機関を設置するとの観測が一部で出ていた。

 この当局者は一方、金委員長が党総会で「自力更生」を強調したことについて、核開発と経済建設を同時に進める並進路線から転換し、経済建設に総力を集中するという昨年4月の党総会の決定を維持する姿勢を改めて確認したものだと評価した。