【ソウル聯合ニュース】韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領は26日、「政府は朝鮮半島の平和経済の時代を準備する」としながら、「金剛山観光の早期の再開に向け引き続き努力する」と述べた。北東部の江原道・高城で「平和経済」をテーマにした江原道のビジョン戦略報告会に出席し、開城工業団地と並ぶ南北経済協力の象徴で、現在はともに中断している北朝鮮・金剛山観光の再開にあらためて意欲を見せた。

 北朝鮮に対する国際社会の制裁の緩和により南北の経済協力事業を再開し、南北関係を改善に導きたい考えを示したものとみられる。また、2月末の米朝首脳会談が物別れに終わった後、朝鮮半島の平和プロセスにもブレーキがかかった状態となっている中、再始動に向けてまずは4回目の南北首脳会談開催を積極推進し、米朝交渉の再開につなげるという狙いもあるようだ。

 文大統領はこの日の戦略報告会で、南北非武装地帯(DMZ)を歴史、生態系、文化を併せ持つ「平和観光の中心地」につくりあげると説明した。昨年9月の南北首脳会談を機に結ばれた軍事分野合意により、緊張緩和への取り組みが進んでいる。文大統領は「監視所が撤去された非武装地帯は、安全保障・平和を体験する平和の道を開いていくことになる」と述べた。