【ソウル聯合ニュース】韓国の金錬鉄(キム・ヨンチョル)統一部長官は29日、ソウル市内で開かれた「世界韓人言論人大会」に出席し、足踏み状態が続く南北関係について「行くべき道は遠く、打開しなければならない課題は少なくないが、遠くても行かなくてはならない道だ」と述べた。

 金長官は祝辞で「(南北関係には)多くの成果があったが、これからが始まりだ」とし、「政府は平和と繁栄の新しい朝鮮半島のために止まらず、休まずに進んでいく」と強調した。

 また、金長官は3回目の南北首脳会談と2回目の米朝首脳会談を通じて「南北首脳が初めて完全な非核化の目標と具体的な実践措置に合意した」と評価。具体的には軍事的敵対行為の全面中止、非武装地帯(DMZ)内の監視所(GP)の試験撤去、軍事境界線上にある板門店の共同警備区域(JSA)の非武装化など軍事分野での措置をはじめ、南北共同連絡事務所の開所、3年ぶりとなった南北離散家族の再会行事の再開などについて言及した。

 文在寅(ムン・ジェイン)大統領が今年の三・一独立運動(日本による植民地支配に抵抗して1919年に起きた独立運動)を記念する「三・一節」の記念式典で提示した「新朝鮮半島体制」に関しては、「朝鮮半島の運命の主人であるわれわれが主導して朝鮮半島と東北アジアで地球上最後の冷戦を終わらせ、平和と協力、共生と繁栄の新たな秩序を作っていこうという構想だ」としながら在外同胞の参加と関心を呼びかけた。

 文大統領は記念式典で、新朝鮮半島体制を平和協力共同体かつ経済協力共同体と規定し、これにより「新たな100年」の経済的繁栄を図るとの考えを示していた。