【ソウル聯合ニュース】韓国の国防部は25日、昨年9月19日に署名された南北軍事合意のせいで北朝鮮の小型木造漁船の接岸を見落としたとの報道について、「軍の警戒作戦の任務遂行は軍事合意と無関係で、本来の任務を遂行している」と主張した。

 北朝鮮船は今月15日、海上の南北軍事境界線にあたる北方限界線(NLL)を越え、当局に気付かれず韓国北東部の江原道・三陟港に入港。このため、警備体制に不備があるとの批判が出ている。

 国防部は作戦遂行手続きの変更(3段階から5段階)により、海軍艦艇の指揮官が警戒作戦に手を焼いているとの指摘に関しては「全く根拠がない」と否定した。

 NLL付近での作戦遂行手続きは警告通信(数回)、警告射撃(2〜3回)、照準射撃の3段階だったが、南北軍事合意後は警告放送、2回目の警告放送、警告射撃、2回目の警告射撃、軍事措置の5段階に変更された。

 国防部は「作戦遂行手続きは北の軍艦艇を対象にするもの」として、「軍事合意後の約9カ月間、軍事的緊張を高める行為は一件も確認されていない」と説明した。