【ソウル聯合ニュース】韓国統一部の当局者は26日、北朝鮮・平壌で来月15日に行われる2022年サッカーワールドカップ(W杯)カタール大会アジア2次予選の北朝鮮戦に応援団を派遣する問題について、北朝鮮に多角的に打診中だと明らかにした。

 

 この当局者は、具体的な打診ルートについては明かさなかった。政府は応援団の派遣に関して南北当局間の協議が必要だと説明しており、アジアサッカー連盟(AFC)を介した南北間の協議チャンネルもある。

 応援団の規模などを決める期限については、「(北との)協議を通じてわれわれの案を提示しなければならないため、意思を打診する手続きが必要で、北側の反応を見なければならない」と答えた。 

 北朝鮮サッカー協会の関係者は、23日にマレーシアのクアラルンプールでAFCの担当者と協議し、平壌で予定通り試合を行う方針を明らかにした。これを受け、平壌遠征のための準備が急ピッチで進められている。

 北朝鮮は、韓国に対し選手団など入国ビザの申請者の名簿を提出するよう要請したという。

 だが、南北関係が膠着(こうちゃく)状態にある中、応援団を派遣する場合は相当な規模で民間人の訪朝が推進されることになるため、政府もどのようにアプローチするべきか苦心しているようだ。

 平壌で開かれるW杯の予選に韓国が応援団を派遣した前例もなく、17年4月に平壌で開かれたAFC女子アジアカップの予選の際にも応援団は訪朝しなかった。

 別の政府関係者は「関係部署と緊密に協議する中で、南北関係の状況を考慮しながら北の反応を注視している」と述べた。

 一方、今回平壌で行われる試合のために訪朝する韓国側の関係者は、全員が政府から訪朝の承認を受ける必要がある。

 加えて、今回の試合で訪朝すれば、今後、電子渡航認証システム(ESTA)によって米国にノービザで入国することが困難になるとみられる。米政府は先月から、訪朝経験者を対象に、ESTAによるビザなし入国を制限している。統一部の当局者は「米国国内法の手続きに従わなければならない」と説明した。