【釜山(特別取材団)聯合ニュース】韓国とメコン川流域5カ国(カンボジア、ラオス、ミャンマー、タイ、ベトナム)は27日、協力関係強化を話し合う第1回韓・メコン首脳会議を韓国南部の釜山で開き、今後の双方の協力策を盛り込んだ「人・繁栄・平和のパートナー関係構築に向けた漢江・メコン川宣言」を採択した。 

 韓・メコン首脳会議は2011年から毎年開かれてきた閣僚級の協議体を首脳級に格上げして今回初めて催された。韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領と東南アジア諸国連合(ASEAN)議長国であるタイのプラユット首相が共同主宰し、ラオスのトンルン首相、ミャンマーのアウン・サン・スー・チー国家顧問兼外相、ベトナムのフック首相が顔をそろえた。カンボジアからは義母の健康問題のため来韓を見送ったフン・セン首相に代わってプラック・ソコン副首相兼外務国際協力相が出席した。 

 韓国青瓦台(大統領府)は「漢江・メコン川宣言」について、「『漢江の奇跡』(1960年代以降の韓国の経済成長)が『メコン川の奇跡』につながるよう、期待をこめて合意した」と説明した。優先的に協力する▼文化・観光▼人的資源の開発▼農業・農村の開発▼インフラ▼情報通信技術(ICT)▼環境▼非伝統的安全保障――の7分野を含む各分野の交流強化策や首脳会議の主要な成果を文書化したという。

 文大統領はこの会議で、年6%以上の高成長により域内経済の成長をけん引するメコン川流域国は、ASEANなどとの関係を深めようとする韓国の「新南方政策」と韓・ASEAN協力の中核パートナーと強調しながら、「人中心の平和と繁栄の韓・メコンパートナー関係」を構築していこうと呼び掛けた。

 メコン川流域5カ国の首脳は、韓国の新南方政策への積極的な支持を表明した。政府開発援助(ODA)拡大や韓・メコン協力基金の増額、韓・メコンビジネスフォーラムの開催といった、メコン川流域国との関係強化に向けた韓国政府の取り組みも高く評価した。

 また、韓国政府が掲げる朝鮮半島平和政策「朝鮮半島平和プロセス」を支持し、朝鮮半島の完全な非核化と恒久的な平和構築を目指して韓国政府と共に努力する意向をあらためて示した。

 一同は、毎年開催されるASEAN関連首脳会議を機に韓・メコン首脳会議も定例開催することにした。

 青瓦台は「今回の首脳会議により、メコン川流域国との共同繁栄への土台が築かれた」と評価した。