【ソウル聯合ニュース】ソウル中央地検は6日、昨年6月の統一地方選の際、青瓦台(大統領府)が南東部・蔚山市の市長だった最大野党「自由韓国党」所属の金起ヒョン(キム・ギヒョン)氏側近の不正情報を警察に渡して捜査するよう影響力を行使したという、いわゆる「下命捜査」疑惑を巡り、不正情報を青瓦台に提供した蔚山市の宋炳ギ(ソン・ビョンギ)経済副市長の執務室や自宅への家宅捜索に着手した。

 当時の蔚山市長選では現職だった金氏と文在寅(ムン・ジェイン)大統領に近い宋哲鎬(ソン・チョルホ)氏の一騎打ちとなり、宋氏が当選した。警察は選挙前の昨年5月、金氏の秘書室長らを送検した。だが、検察は今年3月、秘書室長を「嫌疑なし」とし、警察が金氏を落選させるため捜査を行ったとの疑惑が上がっている。

 宋炳ギ氏は宋哲鎬氏の当選後、副市長に就任した。

 宋炳ギ氏は5日に記者会見を開き、「2017年の下半期と思われるが、青瓦台の行政官と電話をし、蔚山市全般に関する話をした。金起ヒョン市長(当時)側近の不正に関する話が出回っているという話をしたのがすべて」として、「市長選を念頭に置いて金市長関連の不正(情報)を伝達したというのは決して事実ではない」と主張した。