【東京聯合ニュース】日本による植民地時代に軍属として動員され、沖縄県の本部町健堅で亡くなって埋葬された朝鮮人の遺骨を巡り、来月8〜12日に同地で韓国や日本、台湾などの市民約60人が遺骨の収集作業を実施する。韓国の市民団体「平和の踏み石」と日本の「本部町健堅の遺骨を故郷に帰す会」「東アジア市民ネットワーク」などで作る共同実行委員会が19日、発表した。

 

 健堅には、1945年1月22日に本部町沿岸で米軍機の攻撃を受けて亡くなった日本軍の輸送船「彦山丸」の乗組員ら14人が埋葬されているとみられている。沖縄のNPO法人「沖縄恨之碑の会」は、米ライフ誌が同年5月28日に掲載した犠牲者14人の墓標の写真や住民の証言、徴用名簿などを基に、埋葬地を特定した。

 市民団体によると、ここには日本軍の軍属として動員された朝鮮半島出身のキム・マンドゥさんとミョン・ジャンモさんの遺骨が埋葬されている可能性がある。植民地支配下で日本名を名乗ることを強要されていたため、ライフ誌の写真に写る「金山萬斗」と記された墓標がキム・マンドゥさん、「明村長模」と書かれた墓標がミョン・ジャンモさんのものとみられる。2人の遺族とも連絡が取れているという。

 ただ、遺骨の身元を確認するにはDNA検査などをする必要があり、遺骨の状態などが鍵となる。沖縄恨之碑の会の沖本富貴子さんは、DNA検査が可能かどうかは遺骨の状態を見てみなければ分からないと話している。