【ソウル聯合ニュース】韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領は31日、青瓦台(大統領府)で開いた首席秘書官・補佐官会議で、新型コロナウイルスの感染再拡大に関して「1日に400人台まで増えた国内の感染者数が4日連続で200〜300人台に減少した」と述べる一方、感染拡大が安定に向かう肯定的信号ととらえるには早いとする防疫当局の判断に言及した。感染者が減ったにもかかわらず政府が「社会的距離の確保」措置を強化した理由については、数字に表れない不安要素が潜んでいるためだと説明。光復節(日本による植民地支配からの解放記念日)の15日にソウル中心部で開かれた大規模集会の参加者のほか、一部の教会の信者や接触者の多くが検査を受けていないと指摘した。

 

  また、「誤った信念、偽ニュース、または政府に対する反発のせいかもしれないが、これによって多くの国民の努力が無駄になり、市民経済の困難が増すなど国民が被る被害は非常に大きい」としながら「大変残念だ」と述べた。

 文大統領は、20日から30日までに発生した新型コロナウイルス関連の死者17人のうち5人は死後に感染が確認されたとして、感染者のうち高齢者の割合が高く、検査が遅れたためだと分析した。

 その上で、検査は匿名でも可能だとして、少しでも感染が疑われる場合は自発的に検査を受けるよう呼び掛けた。

 30日から「社会的距離の確保」の第2段階の措置を強化したことに関しては、「感染者の増加を防げたのは、多くの国民が外出などの日常活動を自粛したおかげだ」とし、「政府は早期に普段通りの日常と経済活動に戻れるよう全力を尽くす」と強調した。