【ソウル聯合ニュース】韓国の半導体大手SKハイニックスは20日、米インテルのNAND型フラッシュメモリー事業部門を10兆3104億ウォン(約9540億円)で買収する内容の譲渡・譲受契約を締結したと発表した。

 インテルのソリッド・ステート・ドライブ(SSD)事業部門とNAND型フラッシュメモリー単品およびウエハービジネス、中国・大連の生産施設を含むNAND型フラッシュメモリー事業部門全体を買収し、半導体メモリー部門の競争力強化を図る。

 SKハイニックスは現在、データの一時保存に使う半導体メモリーのDRAM部門では韓国のサムスンに次ぐ世界シェア2位につけているが、データを長期保存するNAND型フラッシュメモリー部門では2019年時点で世界5位。

 英調査会社オムディアによると、NAND型フラッシュメモリー市場の19年末現在のシェアはサムスンが35.9%で1位、SKハイニックスは9.9%、インテルは9.5%となっている。SKハイニックスはインテルの買収によりシェアが20%近くに拡大し、キオクシア(19.0%)を抑えてサムスンに次ぐ世界2位に浮上することになる。

 特に、インテルが強みとする企業向けSSDの市場では、サムスンを超え世界1位に立つ見通しだ。

 パソコンやサーバーの頭脳にあたるCPU(中央演算処理装置)を主力とする半導体メーカーのインテルはこれまで、相対的に競争力の劣るメモリー事業部門の整理を進めていた。米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)は19日、SKハイニックスがインテルとメモリー事業の買収を巡る交渉を行っており、合意が近いと報じていた。