【ソウル聯合ニュース】韓国サムスングループ経営トップの李在鎔(イ・ジェヨン)サムスン電子副会長が19日からのベトナム出張を終え、23日早朝に金浦国際空港から帰国した。

 李氏は空港で、ベトナムへの新規投資について尋ねる記者の質問に何も答えなかった。年内の日本への出張計画を問われると、「日本にも取引先に会いに行かねばならないが、何も決まっていない」と応じた。

 今回の出張にはサムスン電子の韓宗熙(ハン・ジョンヒ)映像ディスプレー事業部長(社長)、盧泰文(ノ・テムン)無線事業部長(社長)、イ・ジェスン生活家電事業部長(副社長)、サムスンディスプレーの李東燻(イ・ドンフン)社長らが同行した。

 李氏はベトナムで、ハノイ近郊のサムスンの複合団地を訪れ、スマートフォン(スマホ)やディスプレーの生産工場を視察した。また、ハノイに建設中のサムスン電子の研究開発(R&D)センター、ホーチミンにあるテレビや生活家電の生産工場へ足を運んだ。ベトナムのフック首相とも会談し、ベトナム側から新規投資の要請を受けた。

 今後、自身が抱える裁判の日程を考慮しながら、日本など海外への出張を続けるとみられる。

 李氏はサムスングループの経営権継承に絡み不正に株価を操作したなどとして、資本市場法違反や業務上背任罪で在宅起訴されており、事実上の初公判に当たる公判準備手続きが22日にソウル中央地裁で開かれた。李氏側は起訴事実を否認した。

 26日からは、朴槿恵(パク・クネ)前大統領側への贈賄罪などに問われた裁判の差し戻し審がソウル高裁で再開される。