【ソウル聯合ニュース】韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領は6日、東アジアの平和と繁栄について話し合う「済州フォーラム」の開会式でビデオ演説し、「平和は韓国の長年の宿願」として、「朝鮮半島で戦争を完全に終わらせ、非核化と恒久的な平和を成し遂げるための努力を決して止めない」との姿勢を示した。また、9月の国連総会の一般討論演説で表明した南北と中国、日本、モンゴルが参加する「北東アジア防疫・保健協力体」の設置を改めて提案し、積極的な参加を要請。「協力体が生命と安全を守り、朝鮮半島と北東アジア、ひいては世界の平和に向けた道を切り開くことを確信する」と述べた。

 ただ、朝鮮半島の非核化と平和体制の「入り口」として示してきた朝鮮戦争の終戦宣言については言及しなかった。

 文大統領は新型コロナウイルスを巡る韓国の防疫の成果を説明し、「コロナの完全な克服のため、世界と一層強く連携する」として、政府開発援助(ODA)などを通じた保健・医療協力と支援の意思を明らかにした。

 新型コロナウイルスのワクチンを巡っては、「すべての人類がワクチンで免疫を持ってこそコロナから自由になる」とし、発展途上国にもワクチンを公平に供給するための国際的な枠組み「COVAX(コバックス)」に1000万ドル(約10億円)を拠出する方針を紹介した。

 気候変動への対応に関しては、「韓国は気候変化対応とグリーン経済に向けた『グリーン・ニューディール』に2030年までに総額73兆ウォン(約6兆7240億円)以上を投資し、2050年の炭素中立を目指して揺るぎなく進めていく」と言明した。来年、ソウルでグローバルゴールズ2030のためのパートナーシップ(P4G)首脳会談が開かれることにも触れ、「行動を強化する重要なきっかけになることを望む」と述べた。