【ソウル聯合ニュース】韓国の外交部は20日、中国の王毅国務委員兼外相が25〜27日に訪韓すると発表した。26日に韓国の康京和(カン・ギョンファ)外交部長官と会談する。両氏の対面会談は新型コロナウイルスの感染拡大後初めて。

 同部によると、康氏は王氏との会談で新型コロナウイルスへの対応を巡る協力や両国の高官級交流、朝鮮半島情勢、地域・国際問題などについて意見交換する方針だ。

 また、中国の習近平国家主席の訪韓に関する議論が行われるとみられる。両国は新型コロナウイルスの状況が安定し次第、習主席の訪韓を実現させる方針だったが、韓国で新型コロナウイルスの感染が再拡大しており、実現は容易ではないとみられる。

 会談では米政権の交代時期に北朝鮮が挑発行為を行わないよう、朝鮮半島情勢を安定的に管理するための方策についても議論する見通しだ。中国の立場としては来年1月のバイデン米政権の発足に備え、米国の同盟国である韓国と日本との関係を管理する狙いがあるとみられる。

 王氏は訪韓前の24〜25日に日本を訪問する。菅義偉首相や茂木敏充外相と会談する見通しだ。

 バイデン政権もトランプ政権と同じく、強硬な対中姿勢を打ち出す可能性が高いとみられ、王氏は韓国と日本との協力関係を強調するとみられる。

 米中が対立している問題について、中国側の立場を説明する可能性もある。

 王氏の訪韓は昨年12月以来、約1年ぶりとなる。

 康氏と王氏はこれまで10回の対面会談と3回の電話会談を行った。

 同部は「韓中の高官級の意思疎通を続け、両国関係を一段階高い水準に発展させていくための方策を模索する意味のあるきっかけになる」と明らかにした。