【ソウル聯合ニュース】北朝鮮が朝鮮戦争後初めて韓国の領土を砲撃した2010年11月の延坪島砲撃事件から10年を迎えた23日、韓国中部の国立墓地、国立大田顕忠院で犠牲者の追悼式が営まれた。徐旭(ソ・ウク)国防部長官は追悼の辞で、「今、南北は対決とあつれきの時代を終え、一度も進むことができなかった平和の道を歩いていくために努力している」と述べた上で「歴史が教えてくれるように、真の平和のためには何よりも『強い力』が後押ししなければならない」と国防力の重要性を強調した。

 また、今年は延坪島砲撃事件から10年、朝鮮戦争勃発から70年になることに触れ、「わが軍は過去の痛みが二度と繰り返されないよう、強固な国防態勢を確立し、朝鮮半島の平和と繁栄を守っていく」と誓った。

 国防部長官が同事件の犠牲者追悼式に出席したのは、2015年以来。事件発生後、15年までは毎年出席していたが、02年に起きた韓国と北朝鮮の銃撃戦「第2延坪海戦」、10年の韓国海軍哨戒艦「天安」撃沈事件と延坪島砲撃事件で犠牲になった55人を追悼する日として「西海(黄海)守護の日」(3月25日)が16年に政府の記念日に指定されてからは、西海守護の日の行事にだけ参加してきた。

 延坪島砲撃事件は北朝鮮が延坪島とその近海に170発を超える砲弾を撃ち込み、韓国軍海兵隊の兵士2人と民間人2人が犠牲となった。