【ソウル聯合ニュース】北朝鮮の対外向け出版物を発行する外国文出版社が24日、画報「国家防衛力強化のために」を公開し、金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長(朝鮮労働党委員長)が北朝鮮の最高指導者になった2011年以降の軍事訓練や兵器開発の歴史を紹介した。

 約120ページの同画報は、金委員長が12年2月に海兵の訓練を視察した様子からはじまり、先月10日に党創建75周年を記念して行われた閲兵式(軍事パレード)の様子までが全編カラーで収められている。

 昨年10月に行われた潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)「北極星3型」の発射実験や、17年11月の大陸間弾道ミサイル(ICBM)「火星15」の発射実験の様子も掲載された。

 画報の半分は先月の軍事パレードの写真が満たした。未明の暗い中で行われた異例のパレードで初めて公開された新型SLBM「北極星4」の写真も大きく扱われている。

 画報はこうした兵器開発の背景について、国際社会による制裁が長期化する中で、北朝鮮が自主権を守るためと説明している。また、「(長期にわたる制裁を受ける中で)革命武力は逆境の中でも鋼鉄のような軍規を確立した最精鋭の戦闘隊に強化・発展した」と強調した。

 米大統領選以降、沈黙を守ってきた北朝鮮が突如として戦略兵器を収めた画報を出した背景については、米バイデン次期政権に向けた軍事力の誇示といった見方や、朝鮮労働党の第8回党大会を来年1月に控え、対外的に軍事力をアピールする一方で、内部の結束を固めるためとの見方が出ている。