【ソウル聯合ニュース】韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領は21日、青瓦台(大統領府)で開いた国家科学技術諮問会議で、「政府の来年度(1〜12月)の研究開発(R&D)予算は27兆4000億ウォン(約2兆5700億円)で史上最大規模」として、R&D予算が新型コロナウイルスの治療薬とワクチンの開発に投入され、「コロナ克服の呼び水の役割を担うと思う」との見通しを示した。

 また、新型コロナウイルスの感染拡大を抑える上でバイオとデジタル技術が大きな役割を果たし、韓国式コロナ対策の「K防疫」が成果を挙げたとの認識を表明した。

 ワクチンの確保が他国に比べて遅れているとの指摘が出ている中、海外の製薬会社からのワクチン供給については言及しなかった。

 文大統領は「来年は韓国の科学技術界にとって極めて意義深い年になる」とし、「政府と民間を合わせ、『R&D投資100兆ウォン時代』を切り開く」と表明。「世界で5番目の規模で、国内総生産(GDP)対比では世界1〜2番目の数値」とし、「科学技術の底力は日本の輸出規制の克服に向けた素材・部品・装備(装置や設備)の自立でも発揮され、デジタルニューディール、グリーンニューディール、革新成長を力強く後押しすると思う」と評価した。

 その上で、「R&D投資には科学立国の遠大な夢が込められている。他国をリードする国になるという野望といっても良い」とし、「感染症、温室効果ガス、気候変動への対応など世界的な課題で科学技術の役割が一層高まり、世界をリードする革新強国になる」と強調した。