【ソウル聯合ニュース】韓国青瓦台(大統領府)の康珉碩(カン・ミンソク)報道官は22日の会見で、文在寅(ムン・ジェイン)大統領が4月9日から12月8日までに出した新型コロナウイルスワクチンや治療薬の開発・確保に関する指示13件を公開し、文大統領が4月時点には十分な確保を指示していたことを説明した。

 韓国のワクチン確保が遅れたことを巡り、文大統領が今になって参謀陣を叱責(しっせき)したとする一部メディアの報道や、ワクチン確保が遅れた責任を文大統領に求める野党側の主張に対する反論と受け止められる。

 康氏は「ワクチンの政治化」をやめるよう呼び掛けた上で、「文大統領がワクチン確保の手を止めていたように誇張・歪曲(わいきょく)し、国民の不信を増幅させているが、文大統領がどのように行動してきたか事実関係を明らかにしたい」と話した。

 康氏によると、文大統領は4月にソウル南方の京畿道城南市にある韓国パスツール研究所を訪れ、医師や製薬会社関係者、研究者ら専門家が一堂に会した新型コロナ治療薬・ワクチン開発に関する合同会議に出席。治療薬・ワクチン開発をしっかりと後押しすると述べ、状況の把握を続けたと説明した。

 また先月30日の参謀会議では、過剰だと思うほどの量を確保するよう指示した。

 康氏は「ワクチンの接種時期も最善を尽くして前倒しする計画」とし、「政府は追加のワクチン確保と接種時期の短縮に全力を傾けている」と説明した。