韓国の新規コロナ感染者 23日ぶり600人台=連休で検査数減少
1日当たりの新規感染者数は前日(824人)に続き、2日連続で1000人を下回り、先月11日(689人)以来、23日ぶりに600人台となったが、新年の連休で検査件数が減った影響もあるとみられ、感染拡大の勢いが衰えたとはいえない状況だ。
政府はこの日に終了する予定だった防疫対策「社会的距離の確保」のレベル強化と年末年始の特別防疫対策を17日まで延長した。首都圏(ソウル市、京畿道、仁川市)では社会的距離確保のレベルが上から2番目の第2.5段階、首都圏以外の地域では第2段階がそれぞれ維持される。また、首都圏で実施されていた5人以上の私的な集まりを禁じる措置が全国に拡大された。
新たに確認された感染者のうち市中感染者は641人で、前日(788人)に比べ147人減った。
地域別にみると、ソウル市が195人、京畿道が201人、仁川市が48人で、首都圏が444人を占めた。首都圏以外の地域では江原道が33人、光州市と忠清北道がそれぞれ26人、大邱市が21人、釜山市が19人、慶尚北道が14人、全羅南道と慶尚南道がそれぞれ12人などだった。
一方、海外からの入国者で新たに感染が確認されたのは16人で、前日に比べ20人減少した。8人は空港や港湾での検疫で判明し、残りの8人は入国後の自主隔離中に陽性と分かった。
死者は前日から20人増えて計962人となった。韓国国内の平均致死率は1.52%。重篤・重症患者は前日より6人減り、355人となっている。
2日の検査件数は3万8040件で、前の日に比べて4559件増えた。
中央防疫対策本部は毎日午前に同0時時点の新型コロナ感染者数を発表している。