【ソウル聯合ニュース】韓国海洋水産部が7日、2020年の水産物の輸出額は23億2000万ドル(約2390億円)で前年比7.6%減少したと発表した。新型コロナウイルス感染症の影響で、外食需要の魚介類の輸出が減ったため。一方で、のりの輸出額が過去最高を記録するなど、自宅でよく食べられる水産加工品の輸出は好調だった。

 韓国の水産物のうち輸出額が最も多いのりは昨年、味付けのり(前年比13.0%増)を中心に前年比3.8%増の6億100万ドルと、過去最高を更新した。

 のり製品や練り製品などの調製品は前年比9.5%、缶詰類が10.2%、それぞれ伸び、水産加工食品が水産物全体の輸出に占める割合は45%に拡大した。

 海洋水産部は、昨年は新型コロナの影響で外食需要が急減し、特に主要輸出先の日本や中国などが国境管理を強化したために、上半期の水産物輸出額は前年同期比で13%以上落ち込んだと説明した。

 同部は従来対面が中心だった輸出促進イベントをオンラインに切り換え、韓国の水産物を「K―FISH」として海外に売り込んだ。また、国内の水産物輸出企業を海外バイヤーに引き合わせるオンライン商談会を開催した。

 こうした取り組みの結果、9月の輸出額は前年同月比7.3%の増加に転じ、12月には20年の単月輸出額では最高の2億3500万ドルを記録したという。

 海洋水産部のイ・ギョンギュ水産政策官は厳しい状況下での昨年の実績を高く評価した上で、「消費傾向の変化に合わせ、非対面での輸出支援を拡大し、水産加工品の開発と輸出を促進していく」と述べた。