【ソウル聯合ニュース】韓国の新しい駐日大使に任命された姜昌一(カン・チャンイル)氏は8日、聯合ニュースに対し、「こじれている韓日関係を正常化するという重大な責務を負っており、心も重く荷も重い」と述べた上で、「両国の関係正常化のため、渾身(こんしん)の努力を尽くす」と抱負を語った。

 ソウル中央地裁が同日、慰安婦被害者たちが日本政府に損害賠償を求めた訴訟で、原告1人当たりに1億ウォン(約950万円)を支払うよう命じる判決を言い渡したことについては、三権分立のため、司法の判決について評価することは避けたいとしながらも、「この判決が持つ意味は非常に大きい」と述べた。また、「この判決で韓日関係の正常化がさらに困難になるかもしれないが、こうした問題まで含め、政治的に解決していく知恵が必要だ」との認識を示した。

 姜氏は国会議員を4期務めた。東京大大学院で博士号を取得し、超党派でつくる韓日議員連盟の会長も務めるなど、政界の代表的な「日本通」とされる。

 昨年11月に次期駐日大使に内定。冷え込んでいる両国関係の改善を図る姿勢を示す人事との見方が出た。

 日本の保守系紙などが姜氏の過去の発言を問題視し、日本政府のアグレマン(同意)が遅れる可能性があるとの懸念もあったが、先月末にアグレマンを得た。

 次期駐韓日本大使に内定した相星孝一氏も今月末に赴任する見通しだ。