韓国の新規コロナ感染者 3日連続600人台=「第3波」やや沈静化
ただ、防疫当局は現行の防疫対策「社会的距離の確保」のレベル(首都圏第2.5段階、首都圏以外第2段階)が維持される今月17日まで、新規感染者数を減らすため厳しい防疫態勢を取る考えだ。
新たに確認された市中感染者631人を地域別にみると、京畿道が189人、ソウル市が179人、仁川市が32人で、首都圏が400人を占めた。
首都圏以外では大邱市と蔚山市がそれぞれ34人、釜山市が32人、忠清南道が30人、江原道が20人、慶尚北道と慶尚南道がそれぞれ19人、光州市が18人、忠清北道が8人、全羅北道が6人、大田市と済州道がそれぞれ4人、全羅南道が3人だった。
矯正施設や宗教施設、病院・医療機関などでの感染が続いている。ソウル東部拘置所と関連する感染者は12人増え、計1192人となった。また、慶尚北道にある宗教団体で起こった集団感染に関係する感染者は前日までに計505人と集計された。そのほか、ソウルのタクシー会社や江原道の医療機関などでも感染が相次いでいる。
一方、海外からの入国者で新たに感染が確認されたのは34人だった。このうち14人は空港や港湾での検疫で判明し、20人は入国後の自主隔離中に陽性と分かった。
死者は前日から25人増えて計1125人となった。韓国国内の平均致死率は1.64%。重篤・重症患者は前日から8人減り、401人となっている。
9日の検査件数は3万3848件で、前日より2万5764件少なかった。