韓国検察 朴槿恵前大統領の罰金・追徴金徴収に着手=計20億円超
大法院(最高裁)は14日、朴氏に対する差し戻し審判決で、差し戻し控訴審判決を支持し懲役20年、罰金180億ウォン(約17億円)などを言い渡した。これを受けソウル中央地検は15日、ソウル拘置所に収監されている朴氏に対し、罰金180億ウォンと追徴金35億ウォンを支払うよう納付命令書を送った。
韓国の刑法では、罰金について判決が確定した日から30日以内に納付するよう定められている。滞納した場合は、最大3年間「労役場留置」される。また朴氏が滞納した場合、検察は強制執行などの措置を取ることができる。
検察は2018年に朴氏のソウル市内の住宅、預金、30億ウォン分の小切手などの財産について、追徴額が確定するまでの保全措置として、差し押さえを請求。裁判所がこれを承認した。