【ソウル聯合ニュース】韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領とバイデン米大統領は4日に電話会談を行い、朝鮮半島の非核化に向け緊密に協力していくことで一致した。また、韓日関係の改善と韓米日の協力が域内の平和と繁栄にとって重要だとの認識を確認した。青瓦台(大統領府)が発表した。

 両首脳の電話会談は先月20日のバイデン大統領の就任後、初めてで、32分間行われた。

 朝鮮半島問題に関し、文大統領はバイデン大統領に「朝鮮半島の非核化と恒久的な平和定着を進展させるため、韓米両国が共に努力しよう」と呼び掛けた。

 バイデン大統領は、朝鮮半島問題の解決における主要当事国である韓国の努力を評価し、「韓国と同じ立場が重要。韓国と共通の目標に向けて緊密に協力していく」と述べた。

 両首脳はまた、できるだけ速やかに包括的な対北朝鮮戦略を策定する必要があるとの認識で一致した。これにより、朝鮮半島の懸案に対する両国間の調整が一段と加速すると見込まれる。

 バイデン政権は、トランプ前政権とは異なる新たな対北朝鮮戦略をまとめると表明している。この日の電話会談では、バイデン大統領の朝鮮半島問題に対する具体的な解決策は紹介されなかった。韓米両国の「包括的な対北戦略」は、今後行われる両首脳の初会談などを機に具体化する見通しだ。

 両首脳はあわせて、韓米両国が「域内の平和と繁栄における中核的同盟」関係にあることを確認し、韓米同盟を朝鮮半島とインド太平洋地域の協力を超え、包括的な戦略同盟へ発展させていくことを申し合わせた。

 バイデン大統領は、韓米両国の関係は70年間進展を続けてきたとし、「さらに多くの分野での関係強化を期待する」と述べた。

 両首脳はまた、新型コロナウイルスの感染状況が落ち着き次第、首脳会談を行うことにした。

 気候変動問題を議論する首脳会議(サミット)と韓国で今年開催するグリーン成長とグローバルゴールズ2030のためのパートナーシップ(P4G)首脳会談の成功、新型コロナのワクチンと治療薬の普及、世界経済の回復に向けた協力を加速させていくことでも一致した。

 ミャンマーや中国などの国際情勢についても意見を交わした。ミャンマー国軍によるクーデターに対しては、懸念を共有するとともに民主的かつ平和的な問題解決へ連携していくことを確認した。