【ソウル聯合ニュース】韓国の中央防疫対策本部は15日、この日午前0時現在の国内の新型コロナウイルス感染者数は前日午前0時の時点から344人増え、累計8万3869人になったと発表した。市中感染が323人、海外からの入国者の感染が21人だった。新規感染者は前日(326人)から18人増えたが、3日連続で300人台にとどまった。ただ、背景には旧正月連休(11〜14日)による検査件数の減少があり、感染拡大が止まったとはいえない。

 旧正月連休には帰省や旅行のため多くの人が移動し、家族らが集まった。また、15日からは新型コロナの防疫対策「社会的距離の確保」のレベルが引き下げられ、不特定多数の人が利用するカフェや飲食店など首都圏施設の営業制限も緩和される。こうしたことで再び全国的に感染が広がりかねないとの懸念もあり、政府は今後2週間の感染状況を見て防疫レベルを調整する方針だ。

 新たに確認された市中感染者323人を地域別にみると、ソウル市が147人、京畿道が99人、仁川市が9人で、首都圏が255人と全体の8割程度を占めた。

 首都圏以外の地域では釜山市が15人、大邱市が12人、忠清南道が9人、慶尚北道が8人、大田市が6人、全羅北道、全羅南道がそれぞれ4人、光州市、蔚山市、慶尚南道がそれぞれ3人、江原道が1人となっている。

 主な感染事例では、京畿道驪州市での親戚の集まりと関連して計16人、同道城南市の銀行に関係して計10人の感染が新たに判明した。ソウルなどの医療機関でも集団感染が相次いで発生しており、感染者数が増え続けている。

 一方、海外からの入国者で新たに感染が確認された21人のうち、6人は空港や港湾での検疫で判明し、15人は入国後の自主隔離中に陽性と分かった。

 死者は前日から5人増えて計1527人となった。韓国国内の平均致死率は1.82%。重篤・重症患者は前日と変わらず156人となっている。

 14日の検査件数は2万2774件で、前の日より1975件少ない。連休直前の平日だった10日と比べると1万7211件少なかった。