【ソウル聯合ニュース】北朝鮮の男性が韓国側に越境する際に軍の監視カメラに複数回捉えられていたにもかかわらず適切な措置が取られなかったことに関連し、徐旭(ソ・ウク)国防部長官は17日に行われた国会国防委員会の全体会議で「調査を通じて明確な内容を確認し、後続措置を徹底する」とした上で、「長官として国民を失望させたことを申しわけなく思う」と述べた。

 越境した北朝鮮男性は、合同尋問で民間人だと話したという。

 また男性が真冬の海を約10キロ泳いで韓国に渡ったとされていることについては、現場の様子から、一体型のダイビングスーツを着て水が入らないようにしていたようだと説明。男性は約6時間かけて泳いだと話しているという。

 これと関連し、韓国軍の合同参謀本部は「海岸監視と警戒作戦に明らかな過ちがあった」とし、「合同参謀本部と地上作戦司令部が合同現場調査に続き、後続措置を取る予定」と発表した。

 合同参謀本部によると、男性は16日午前4時20分ごろ、北東部・江原道の民間人出入統制線から南に移動しているところを防犯カメラに捉えられ、軍が午前7時20分ごろ男性の身柄を確保した。男性は20代前半とみられ、調査に対し亡命の意思を示したという。

 今回の事件が発生した部隊では昨年11月、北朝鮮軍の男性が軍事境界線を越えて韓国入りした事件と、2012年10月に北朝鮮兵士が韓国軍監視所の窓をノックし、亡命意思を示した事件が起きている。