【ソウル聯合ニュース】韓国政府は2030年までに自動車が排出する温室効果ガスを24%削減することを目標に、エコカー(環境対応車)の普及台数を25年までに283万台、30年には785万台に増やす。エコカーの輸出台数は、25年には現在の3倍に拡大する計画だ。政府は23日の閣議で、こうした内容を柱とする第4次エコカー基本計画(2021〜25年)を決定した。

 韓国のエコカー普及台数は16年の24万台から20年は82万台に増加した。ただ、いまだに充電設備の設置が不十分な上、車両の走行距離の短さと価格の高さもエコカー普及の課題とされる。

 政府は第4次基本計画に盛り込んだ温室効果ガス削減とエコカー普及の目標達成に向け、公共機関に対し公用車購入はすべてエコカーにするよう義務付ける。レンタカー業界や大企業など民間にはエコカー購入目標制度を導入する方針だ。

 充電インフラも大幅に拡充する。25年には電気自動車(EV)充電器の設置数を50万基以上に増やし、急速充電器の普及にも力を入れる。燃料電池車(FCV)用の水素充填設備は25年までに450カ所に増やす。

 エコカーの価格競争力の向上にも取り組む。専用プラットフォーム(車台)の採用や部品・素材の国産化などを進め、25年までに車両価格を1000万ウォン(約90万円)以上引き下げる。また、バッテリーのリース(貸与)事業を導入し、初期購入費用を半分程度に下げる方針にしている。

 エコカーの輸出については、車両性能の大幅改善により、20年の28万台から25年には83万台へ約3倍に増やす計画だ。

 ガソリン車などの内燃機関車を超える走行距離を実現するため、次世代電池として注目される全固体電池の30年までの商用化を目指すなど技術革新に努めることも計画に盛り込んだ。