【ソウル聯合ニュース】韓国で26日午前、新型コロナウイルスワクチンの接種が始まった。昨年1月20日に国内で最初の感染者が確認されて以降、約1年1か月での接種開始となる。

 

 接種は午前9時ごろから全国の保健所や療養型病院で一斉に始まった。対象者は全国の療養型病院や療養施設、精神障害者施設、リハビリ施設の65歳未満の入院・入所者、従事者で、接種には英製薬大手アストラゼネカのワクチンが使われる。

 接種対象者のうち、接種を受けることに同意した人は25日時点で28万9480人で、同意率は93.7%となっている。

 ソウル市蘆原区の保健所で午前8時45分ごろ接種を受けた高齢者向け療養施設の介護職員の女性が、事実上の接種第1号となったようだ。政府は前日、接種第1号として特定の個人を指定しない方針を示していた。この女性は「1年間、新型コロナのため不安を感じていたが、接種を受けたので安心した」と話し、「他の注射と特に違うところはなかった」と伝えた。

 一方、27日からは、ソウルの国立中央医療院に設けられた中央予防接種センターで米製薬大手ファイザーのワクチン接種が始まる。国立中央医療院の従事者199人と、新型コロナ患者を受け入れる首都圏(ソウル市、京畿道、仁川市)の病院の従事者101人が対象だ。

 このファイザー製ワクチンは、ワクチンの公平な分配を目指す国際的な枠組み「COVAX(コバックス)」を通じて調達したもので、新型コロナ患者の治療に当たる医療従事者5万5000人に対する1回目の接種は来月20日に完了する。2回目の接種が完了するのは4月10日の予定。

 政府は、製薬各社との契約とCOVAXを通じた調達を合わせ、計7900万人分の新型コロナワクチンを確保済みだ。