【ソウル聯合ニュース】相星孝一・駐韓日本大使が26日、自主隔離を終えて大使としての活動を開始した。相星氏は今月12日に韓国入りし、新型コロナウイルスの防疫措置に従い2週間、自主隔離していた。

 相星氏は同日午前、ソウルの外交部を訪れて信任状の写しを提出し、同部の崔鍾建(チェ・ジョンゴン)第1次官と面会した。

 外交部によると、両氏は全般的な韓日関係や協力策などについて意見交換した。崔氏は相星氏の着任を歓迎し、両国関係が困難であればあるほど外交当局の円滑な意思疎通が重要だとして、今後、緊密に意思疎通する考えを表明した。

 相星氏は在任中、新型コロナウイルスが収まり、両国の人的交流、協力の回復などに寄与できるよう取り組んでいく姿勢を示した。また、韓国裁判所が日本側に旧日本軍の慰安婦と強制徴用被害者への賠償を命じた判決に関する日本政府の立場を説明し、崔氏も韓国政府の立場を伝えた。

 日本はこれらの訴訟について、韓日請求権協定や慰安婦合意などで解決している問題であり、判決は国際法違反と主張している。一方、韓国は司法の判決を尊重しながら韓日関係を改善する解決策を模索している。

 崔氏は複数の懸案を関連付けず、着実に解決していくプロセスが重要だとして、過去の歴史問題と未来志向の協力を分離して対応する「ツートラック」政策に基づき、未来志向の協力を拡大していくよう呼び掛けた。

 相星氏は面会後、記者団に韓国語で「冨田大使の後任として今回、駐韓日本大使を務めることになった相星」と自己紹介した。

 相星氏は今後、青瓦台(大統領府)との調整を経て文在寅(ムン・ジェイン)大統領に信任状を奉呈する。

 相星氏は韓国勤務3回目の知韓派。在韓日本大使館で1999年から1等書記官、2006年から公使として勤務した。