◇療養型病院の高齢者にワクチン接種開始 文大統領も

 欧州医薬品庁(EMA)に続き、韓国の予防接種専門委員会も英アストラゼネカ製の新型コロナウイルスワクチンの安全性に問題がないと発表したことで、政府は予定通り23日から療養型病院の満65歳以上の入院患者と従事者を対象に接種を開始した。文在寅(ムン・ジェイン)大統領も夫人の金正淑(キム・ジョンスク)氏とともにワクチンの接種を受けた。6月の主要7カ国(G7)首脳会議への出席に備えると同時に、ワクチンに対する不安感を払拭(ふっしょく)する狙いがあるとみられる。

◇勢い失った不動産・証券市場 バブル崩壊の懸念も

 昨年高騰した韓国の資産市場が、最近になって明確な停滞の兆しを示している。まだ下降に転じたと判断するには早いが、証券市場と不動産の双方が上昇の勢いを失い、横ばいに転じつつある。景気回復とインフレへの期待で米国債の金利が上昇したのにつられてグローバルの市場金利も上昇し、資本流出を懸念した一部の新興国が政策金利の引き上げに乗り出したことで、バブルへの期待感も冷めている。

◇統一相「米朝が探り合い開始」 対話再開促す

 李仁栄(イ・イニョン)統一部長官は聯合ニュースのインタビューに応じ、北朝鮮の相次ぐ対韓・対米メッセージに対する分析と米朝情勢についての考えを明らかにした。李氏は「北と米国が互いに探り合いを始めた」としながら「朝米(米朝)が対話のハードルを上げ、実質的な対話に進むまでに時間を無駄にしないでほしい」と述べた。また、北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長(朝鮮労働党総書記)の妹、金与正(キム・ヨジョン)党副部長が最近の談話で韓米合同軍事演習に反発して対韓対話や交流・協力関連機関の廃止に言及したことに対しては、残念だとの考えを示した。

◇金正恩氏と習近平氏が親書交換 連携強化を確認

 北朝鮮の朝鮮中央通信は、金正恩国務委員長と中国の習近平国家主席が口頭親書を交換したと報じた。報道によると、金氏は親書で1月に開催した党大会について、「朝鮮半島情勢と国際関係状況の真摯(しんし)な研究・分析に基づき、国防力強化と北南(南北)関係、朝米(米朝)関係に関連する政策的な立場を討議・決定」したことを伝え、「敵対勢力の全方位的な挑戦と妨害策動に対処し、朝中の両国が団結と協力を強化」することを強調した。