【ソウル聯合ニュース】韓国統一部は25日、北朝鮮が短距離弾道ミサイル2発を発射したことに対し、「どのような場合も朝鮮半島で軍事的緊張が高まってはならないという立場から、朝鮮半島非核化と平和定着、南北関係発展のための努力を一貫して続ける」と明らかにした。

 

 統一部の当局者はこの日、北朝鮮の短距離弾道ミサイル発射に対する立場を問われ、「国家安全保障会議(NSC)常任委員会が発表した立場を統一部の立場に代える」と述べた。

 青瓦台(大統領府)は同日午前、NSC常任委員会の緊急会議を開き、米国が対北政策の検討を進めている中で北朝鮮がミサイルを発射したことに深い懸念を表明した。

 この当局者は、対北朝鮮人道協力を推進する民間団体による物資搬出の承認再開など、政府の議論にミサイル発射が影響を及ぼす可能性があるかとの質問に、「南北間の人道的協力は政治・軍事的状況とは別に一貫して推進する」と述べ、これまでの立場を改めて示した。

 また、北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長(朝鮮労働党総書記)がミサイルの発射に立ち会ったかどうかについては、過去の例からみて発射の翌日に朝鮮労働党機関紙・労働新聞などのメディアで公開されるだろうと説明した。

 軍当局によると、北朝鮮はこの日午前7時6分と同25分に東部の咸鏡南道・咸州付近から朝鮮半島東側の東海上に向け、短距離ミサイルを1発ずつ発射した。

 北朝鮮の弾道ミサイル発射はバイデン米政権発足後初めて。昨年3月29日に東部の江原道元山から「超大型放射砲(ロケット砲)」を発射したと主張してから約1年ぶりとなる。