【ソウル聯合ニュース】北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長(朝鮮労働党総書記)が祖父の故金日成(キム・イルソン)主席の生誕記念日「太陽節」(15日)に金主席の遺体が安置されている平壌の錦繍山太陽宮殿を参拝した際、最側近の3人ら少人数だけが同行したことに注目が集まっている。

 朝鮮中央通信は参拝に金正恩氏夫人の李雪主(リ・ソルジュ)氏と趙勇元(チョ・ヨンウォン)党書記、朴正天(パク・ジョンチョン)軍総参謀長、金正恩氏の妹の金与正(キム・ヨジョン)党副部長、玄松月(ヒョン・ソンウォル)党副部長の5人が同行したと報じた。

 趙勇元氏と金与正氏、玄松月氏は金正恩氏の最側近とされる。夫人と軍人の朴正天氏を除けば、党の序列と関係なく、最側近3人だけを同行させたことになる。

 金正恩氏は毎年、重要な局面で同宮殿を訪れているが、序列と関係なく夫人と最側近3人だけを同行させるのは極めて異例だ。これまでは数十人が同行していた。

 崔竜海(チェ・リョンヘ)最高人民会議常任委員長や李炳哲(リ・ビョンチョル)党中央軍事委員会副委員長、金徳訓(キム・ドクフン)首相らも同宮殿を参拝したが、金正恩氏の参拝には同行しなかった。

 金正恩氏が最側近3人を同行させたのは、最も信頼する特別な関係であることをアピールしたものとみられる。役職が次官級にすぎない金与正氏と玄松月氏の同行は政治的な距離の近さを示す。

 最側近3人に対する金正恩氏の信頼は1月の党大会記念の閲兵式(軍事パレード)で同氏と同じく革のロングコートを着て出席したことで際立った。革のロングコートは北朝鮮高官としては珍しい服装で、最高指導者の金正恩氏と「ドレスコード」を合わせたことから、深い信頼を受けていることや特別な側近であることを意図的にあらわにした。