【ソウル聯合ニュース】韓国の李仁栄(イ・イニョン)統一部長官は29日の記者会見で、北朝鮮は5月下旬に予定されている韓米首脳会談の結果を見極め、新型コロナウイルスの流行状況などを考慮しながら今後の対外的な出方を計算していくとの見方を示した。

 李氏は、北朝鮮は先月の韓米の外交・国防閣僚会議(2プラス2)を前後し、それまでの様子見から対外情勢を探ろうとするかのような姿勢に転じていると指摘。強い非難を浴びせながらも、それなりにトーンを調節しているのは「対話の可能性を探るためのものだ」と分析した。

 韓米首脳会談を通じ、対北朝鮮政策の実行における韓国政府の役割が増えることに期待も示した。李氏は「非核化と平和定着、経済協力のプロセスでの韓国政府の役割を今以上に作り出す方向で首脳会談がまとまれば良いと期待している」と述べた。

 北朝鮮の非核化プロセスを巡っては「段階的、同時的なアプローチを基に、非核化の進展に応じて制裁緩和などの柔軟性が発揮される可能性もあると思う」と語った。

 また、米朝対話の再開だけをひたすら待っているわけにはいかないとし、南北間の正式な対話前であっても民間レベルでの交流や接触が活性化するなら喜ばしいとの考えを示した。