【ソウル聯合ニュース】世界的に自動車用の半導体不足が長期化しており、韓国の自動車メーカーの生産にも影響が広がっている。現代自動車と子会社の起亜は17日、それぞれ一部の工場で操業を停止した。起亜が半導体不足により操業停止するのは初めて。

 現代は17、18の両日に、蔚山第5工場の多目的レジャー車(RV)「ツーソン」と燃料電池車(FCV)の生産ラインを止める。18日にはセダン「アバンテ」とスポーツタイプ多目的車(SUV)「ベニュー」を生産する蔚山第3工場の稼働も停止する計画だ。同社は先月と今月にも、一部の生産ラインや工場の操業を停止していた。

 起亜は17〜18日、SUV「ストニック」と小型車「プライド」を生産している光明第2工場を停止する。同社はこれまで減産などで対応してきたが操業停止は初めて。

 両社とも生産調整により顧客への引き渡しがずれ込んでいる。半導体不足にもかかわらず、電気自動車(EV)専用プラットフォーム(車台)を採用したそれぞれ初のEVの予約受け付けを強行したという指摘もある。現代の新EV「アイオニック5」は約4万台の予約があったが、最初の月の出荷台数はわずか114台だった。起亜の「EV6」の予約台数は国内で3万台超、欧州で約7300台に上り、年内の引き渡しが困難となる恐れもある。

 韓国GMは富平工場で2月中旬から、昌原工場では今月初めから、それぞれ50%の減産を実施している。4月19〜23日には富平第1、第2の両工場で生産を停止した。

 双竜自動車は4月8〜16日に平沢工場の操業を停止した。ルノーサムスンは今のところ操業停止はしていないが、これから生産調整に乗り出す可能性がある。 

 こうした状況でも、韓国の4月の自動車生産台数は32万3644台で前年同月比11.8%増加した。輸出も52.8%増の18万8293台だった。前年同月に新型コロナウイルスの影響で需要が大幅に落ち込んだ反動とみられる。  

 業界関係者は「5〜6月に半導体の在庫が切れれば工場の稼働停止の日数が増えかねない。年末までは弾力的な生産調整が続きそうだ」との見方を示した。