◇防疫対策レベルを3週間延長 5人以上集合禁止・営業制限も

 韓国の中央災難(災害)安全対策本部は21日、新型コロナウイルスの防疫対策「社会的距離の確保」の現行のレベルと5人以上の私的な集まりの禁止措置を24日から3週間延長する方針を発表した。また、首都圏の飲食店やカフェ、室内スポーツ施設、カラオケボックスなど不特定多数が利用する施設の営業時間制限(現在は夜10時まで)と遊興施設(クラブなど)の営業禁止措置も同様に延長することを決めた。直近の1週間(5月15〜21日)の市中感染者数は1日平均590.6人で、先週(5月8〜14日)の592.4人とほぼ変わらないが、5月に入って人々の移動量は流行の「第3波」直前の昨年11月中旬の水準まで回復している。

◇文大統領があすバイデン氏と初会談 ワクチン・北朝鮮問題など議論へ

 米国を公式訪問している文在寅(ムン・ジェイン)大統領は21日午後(日本時間22日未明)、ホワイトハウスでバイデン大統領と初の対面会談を行う。両首脳は朝鮮半島の非核化と平和定着に向けた連携に焦点を当てる見通しだ。また新型コロナウイルスのワクチンを巡り、米国が韓国にワクチンの余裕分を先に提供し、後から韓国が返す「ワクチンスワップ(交換)」や、ワクチン生産のグローバル・ハブ(拠点)の構築などについて議論するとみられる。

◇文大統領の支持率34%に上昇 不支持58%

 世論調査会社の韓国ギャラップが発表した文在寅大統領の支持率は前週より2ポイント上昇の34%となった。不支持率は3ポイント下落の58%。支持の理由としては「新型コロナウイルス感染症への対処」が32%で最も多く、「最善を尽くしている・一生懸命取り組んでいる」(10%)、「外交・国際関係」(4%)などと続いた。不支持の理由としては「不動産政策」が30%で最多となり、次いで「経済・国民生活問題の解決不足」(10%)、「新型コロナへの対処が不十分」(9%)などの順だった。

◇次期大統領有力候補 前検事総長支持の専門家グループ発足 

 来年3月に行われる大統領選で野党陣営の有力候補として浮上した前検事総長の尹錫悦(ユン・ソギョル)氏を支持する専門家のグループが発足し、高い支持率にもかかわらず目立った動きのない尹氏の政治活動に及ぼす影響に注目が集まっている。同氏は近ごろ労働、福祉、安保、経済分野の専門家と非公開で会合を開き、国政運営について学んでいるとされる。