【ソウル聯合ニュース】新型コロナウイルスの感染拡大で打撃を受けた韓国のシネマコンプレックス(複合映画館)が、映画だけでなくさまざまなコンテンツを発信することで状況の打開に乗り出している。

 

 ロッテシネマは18日、旅行コンテンツを制作する企業と手を結び、映画館で海外にいる現地ガイドとともにツアーを行う「ポップアップトラベルライブ」を開催すると明らかにした。

 ポップアップトラベルライブはスクリーンに旅行先の風景をリアルタイムで映し出し、オープンチャットで現地ガイドと会話しながら旅行を楽しめるようにしたコンテンツだ。

 19日からソウルのロッテワールドタワー店など4館で上映され、最初の旅行先イタリア・フィレンツェに続き、26日にはオーストリア・ウィーンのツアーが行われる。チケットの価格は1万2000ウォン(約1170円)。

 ロッテシネマの関係者は「今回のプログラムが旅行に対する渇望を満たしてくれるよい機会になることを願う」とし、「美術館や博物館の作品をスクリーンで鑑賞するプログラムも行う予定だ」と説明した。

 

 映画館では近ごろ、大きなスクリーンとクオリティーの高い音響を生かして海外旅行だけでなくゲーム、瞑想などさまざまなコンテンツを提供しており、映画館の外で楽しめるコンテンツも充実させている。

 メガボックスは18日、オーディオコンテンツ「サウンドムービー」をアプリケーション上で発表した。

 サウンドムービーは、映画化されていないシナリオをオーディオコンテンツとして制作したものだ。

 作品選びや脚色など、コンテンツの企画と制作をメガボックスの社員が行い、録音も声優ではなく社員が参加した。

 メガボックスはシナリオ以外にも独立系書店や出版社の独創的な中・短編小説や公開済みの映画まで、幅広いサウンドコンテンツを企画する予定だ。

 同社の関係者は「ライフスタイル全般を実現する空間という映画館の概念の転換をアプリにも適用した」とし、「アプリでさまざまなコンテンツを楽しめるように引き続きサービスを強化する計画だ」と述べた。