【ソウル聯合ニュース】韓国の中央防疫対策本部は10日、この日午前0時現在の国内の新型コロナウイルス感染者数は前日午前0時の時点から1378人増え、累計16万6722人になったと発表した。市中感染が1320人、海外からの入国者の感染が58人だった。1日当たりの新規感染者数は前日(1316人)から62人増えた。昨年1月20日に韓国で最初の感染者が確認されて以降初めて4日連続で1200人を超え、3日連続で過去最多を更新した。

 韓国では今月に入り、首都圏(ソウル市、京畿道、仁川市)を中心にクラスター(感染者集団)が続出。流行の「第4波」が本格化し、猛烈な勢いで感染が拡大している。

 こうした状況を受け、政府は首都圏の感染防止策「社会的距離の確保」のレベルを12日から2週間、最高レベルに当たる第4段階に引き上げる方針を決めた。

 しかし、本格的な夏休みシーズンを前に、インドで最初に発見された変異株で感染力がより強い「デルタ株」も広がっており、感染拡大の勢いは当面収まりそうにない。

 新たに確認された市中感染者1320人を地域別にみると、ソウル市が501人、京畿道が441人、仁川市が79人で、首都圏が計1021人と全体の77.3%を占めた。首都圏の新規市中感染者が1000人を超えたのは初めて。

 首都圏以外の地域では、釜山市が59人、大田市が47人、慶尚南道が36人、蔚山市が29人、忠清南道が28人、光州市が20人、忠清北道が18人、江原道が15人、全羅北道が14人、大邱市が12人、済州道が10人、慶尚北道が9人、全羅南道が2人だった。

 一方、海外からの入国者で新たに感染が確認されたのは58人だった。このうち21人は空港や港湾での検疫で判明し、残りの37人は入国後の自主隔離中に陽性と分かった。

 死者は前日から2人増えて計2038人となった。韓国国内の平均致死率は1.22%。重篤・重症患者は前日と変わらず148人となっている。

 9日の検査件数は3万7423件で、前の日に比べ4012件少ない。