◇文大統領 五輪に合わせた訪日見送り=韓日首脳会談実現せず

韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領が東京五輪中に日本を訪問しない方針を決めた。青瓦台(大統領府)の朴洙賢(パク・スヒョン)国民疎通首席秘書官が19日、明らかにした。朴氏はこの日の会見で、「韓日両国政府は東京五輪を機に韓日首脳会談を開催する可能性を念頭に、両国間の歴史懸案に対する進展と未来志向的な協力方向について意味ある協議を行った。相当の理解のアプローチがあったが、首脳会談の成果とするには依然不十分だった」と述べた。また、そのほか諸般の状況を総合的に踏まえてこうした決定をしたと説明した。諸般の状況とは、防衛白書での領有権主張や在韓日本大使館の相馬弘尚総括公使が韓国メディアとの懇談で不適切な発言をした問題などを意味するとみられる。

◇韓国軍の海外派遣部隊 301人のうち247人がコロナ感染

 アフリカ東部ソマリア沖のアデン湾に派遣されている韓国海軍「清海部隊」の第34陣を乗せた駆逐艦「文武大王」(4400トン級)で新型コロナウイルスの集団感染が発生した問題で、最終的に乗組員(301人)の82%の感染が確認された。同艦では15日に一部乗組員の感染が確認され、現地の保健当局に乗組員全員のPCR検査を依頼していた。乗組員は全員がワクチンを接種していなかった。第34陣の全員を帰国させるため、韓国空軍の空中給油輸送機KC330が2機、19日午後に順次現地へ到着する予定だ。今回の集団感染は、乗組員に感染が疑われる症状が出ていたにもかかわらず風邪薬を処方しただけにとどまり、精度の低い抗体検査で陰性と判定されたことに安心して追加の防疫措置を行わなかったことに問題があった。

◇次期大統領選 前検事総長と前監査院長の支持率争い本格化 

 来年3月の次期大統領選で、保守陣営の有力候補と目される尹錫悦(ユン・ソギョル)前検事総長とダークホースに浮上した崔在亨(チェ・ジェヒョン)前監査院長のつばぜり合いが本格化している。与野党を合わせて支持率トップを維持している尹氏が、支持率5%をようやく上回った崔氏に大きな差をつけているが、早くも互いに対するけん制が始まっている。尹氏は自身に対するネガティブキャンペーンにより積極的に対応する構えで、崔氏は認知度を高め、低い支持率を2桁台に引き上げることを目標に急ピッチで活動を続ける計画だ。

◇文大統領の支持率45.5%に上昇 与党は最大野党上回る

 世論調査会社、リアルメーターが発表した文在寅(ムン・ジェイン)大統領の支持率は前週比4.4ポイント上昇の45.5%となった。不支持率は3.7ポイント下落の51.2%だった。支持率は2020年10月の第3週(45.6%)以来の高水準となる。政党支持率は与党「共に民主党」が3.8ポイント上昇の36.7%となり、20年9月第1週以来の高水準となった。最大野党「国民の力」の支持率は2.2ポイント下落の34.9%だった。両党の支持率の差は1.8ポイントで、共に民主党が20週ぶりに国民の力を上回った。大統領選レースが本格化する中、与党支持層の結集効果が表れたと分析される。