【東京聯合ニュース】韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領が東京五輪に合わせた訪日の見送りを決定してから一夜開けた20日、東京で両国の外務次官による協議が行われた。

 崔鍾建(チェ・ジョンゴン)外交部第1次官はこの日午後、外務省で森健良外務次官と両国の懸案について協議した。在韓日本大使館の相馬弘尚総括公使が韓国メディアとの懇談で、文大統領の韓日関係改善に向けた努力を不適切な表現を用いて批判した問題のほか、旧日本軍慰安婦被害者や日本による植民地時代の強制徴用被害者を巡る賠償判決問題などを巡り神経戦を繰り広げたとされる。

 青瓦台(大統領府)は19日に文大統領が東京五輪中に日本を訪問しない方針を決めたと発表した。文大統領の訪日が見送られた背景には、相馬氏の不適切な発言が影響したとされる。

 外交部によると、崔氏はこの日の協議で無礼な発言に対し抗議するとともに、相馬氏に対する迅速な措置を求めた。

 一方、日本メディアによると、森氏は韓国裁判所が徴用や慰安婦問題で日本企業に賠償を命じた判決を受け入れられないとし、韓国側の責任として解決するよう求めた。

 両氏は協議に先立ち記念撮影に臨んだものの、冷え込んだ両国関係を意識してか「ひじタッチ」も行わなかった。

 崔氏は21日、シャーマン米国務副長官を交えた韓米日外務次官協議に出席する。北朝鮮問題や気候変動、新型コロナウイルスへの対応などについて意見交換する見通しだ。韓米日の外務次官協議は2017年10月以来、約4年ぶりの開催となる。

 崔氏は23日、ソウルでシャーマン氏と韓米次官戦略対話を行う。