【ソウル聯合ニュース】韓国産業通商資源部は1日、韓国の8月の輸出額は前年同月比34.9%増の532億3000万ドル(約5兆8600億円)で、8月としては過去最高を記録したと発表した。輸出額の増加は10か月連続。今年1〜8月の累計輸出額は4119億ドルで、史上最速での4000億ドル突破となった。

 

 半導体、石油化学、一般機械など主力産業が引き続き好調で、バイオヘルス、2次電池、農水産物・食品、化粧品など新産業の輸出は軒並み同月での過去最高を記録。初めて15の主力品目全てが2桁台の増加率となり、輸出をけん引した。

 半導体は4か月連続で輸出額が100億ドルを上回り、8月は117億ドルと今年最高額だった。

 石油化学も原油価格の上昇や建設、自動車などの需要急増により、前年同月比81.5%増の49億8000万ドル分を輸出した。月間過去最高で、半導体に次いで輸出品目2位に浮上した。

 地域別では中国、米国、欧州連合(EU)、東南アジア諸国連合(ASEAN)、日本、中南米、インド、中東、独立国家共同体(CIS)の9地域への輸出がそろって5か月連続で増加した。

 なかでもASEAN、インドへの輸出は、新型コロナウイルスの変異株「デルタ株」の感染拡大による生産工場の操業停止などが懸念された中でも8月の輸出として最高額を記録し、新型コロナの輸出への影響は限定的だと分析された。

 産業通商資源部の関係者は「下半期の輸出鈍化が一部で憂慮されているが、これまでのところ上半期の好調傾向が持続している」とし、「世界の貿易回復と反発が予想より速く進んでおり、韓国の輸出品目の競争力強化と全品目が均等に成長している点は肯定的だ」と説明した。 

 8月の輸入額は44.0%増の515億6000万ドル。輸出額から輸入額を差し引いた貿易収支は16億7000万ドルの黒字だった。貿易黒字は16か月連続。