【ソウル聯合ニュース】韓国で秋夕(中秋節、今年は9月21日)連休開始を翌日に控えた17日午前、空港や高速道路が帰省客で混み合う一方、ソウル駅や高速バスターミナルは比較的混雑が少なくなっている。

 

 同日午前9時ごろ、ソウルの金浦空港国内線ターミナル2階のチェックインカウンターには、航空券の発券を待つ人々で長蛇の列ができた。

 空港職員は、連休に加えて台風14号の影響で遅れが出ていた南部・済州行きの航空便の運航が午前8時半ごろから再開されたことで搭乗客が集中したと説明した。 

 一方、ソウル駅では大きな混雑はみられなかった。待合室のベンチは新型コロナウイルスの感染拡大防止のために距離を空けて座る人でほぼ埋まっていたが、座れずに立っている人はいなかった。

 韓国鉄道公社(コレール)の職員は「昨日の午後から帰省客が増え始めた」とし、帰省ラッシュが本格化するこの日午後からはソウル駅も混雑するとの見通しを示した。

 

 ソウル市内の高速バスターミナルも人影はまばらだった。乗車券売り場に並ぶ人はほとんどおらず、家族連れよりも一人で移動する乗客が大半だった。ターミナル内のカフェや飲食店も空席の方が多かった。

 政府が17日から1週間、ワクチン接種完了者4人を含めて8人までの集まりを認めたことで、久々に帰省する市民の姿もみられた。

 幼い息子とともに釜山行きのバスを待っていた会社員の女性は、新型コロナの影響で両親に1年以上会えていないため、夫と相談して息子だけを連れて実家に帰ることにしたと説明した。

 

 韓国交通研究院によると、今回の連休に帰省する人は3226万人と推計される。1日平均移動量は538万人で、新型コロナ流行前の2019年の秋夕に比べ約16.4%の減少となる。ただ、昨年の秋夕に比べると約3.5%増加する見通しだ。

 17日午前9時半現在、全国の高速道路の通行状況はおおむね順調だが、京釜高速道路と首都圏の第1循環高速道路では一部区間で渋滞が発生している。

 同日の全国の交通量は541万台で、このうち首都圏から地方に47万台、地方から首都圏に48万台が移動すると予想される。

 全国の高速道路では午前7〜8時から渋滞が始まり、午後6〜7時にピークに達した後、午後9〜10時に解消される見通しだ。