【ソウル聯合ニュース】北朝鮮で兵器開発を担当する国防科学院の張昌河(チャン・チャンハ)院長は20日、朝鮮中央通信に寄稿し、韓国が独自開発した潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)の発射実験に成功したことに関し、「戦争で効果的な軍事的攻撃手段とはなり得ない」とし、「戦略・戦術的価値がある兵器、脅威的な手段として受け止める段階ではない」とこき下ろした。

 また「初歩的な最初の一歩の段階に過ぎない」「水中発射弾道ミサイルでないことは明らか。射程500キロ未満の戦術弾道ミサイルと判断する」などとし、「核心的な水中発射技術はまだ完成していない」と主張した。さらに「兵器体系開発に執着している南朝鮮(韓国)の内心を注視している」とけん制した。

 韓国は15日、3000トン級潜水艦「島山安昌浩」からのSLBM発射実験に成功し、米国、ロシア、中国、英国、フランス、インドの6カ国に次いで世界7番目のSLBM運用国となった。今回、北朝鮮はこれに不満を示したものとみられる。

 北朝鮮は2019年にSLBMの水中発射実験に成功し、昨年10月と今年1月に閲兵式(軍事パレード)で新型SLBMを公開しているが、潜水艦から発射する実験はまだ実施していないとされる。