【ホノルル聯合ニュース】米・ハワイを訪問中の文大統領は22日午後(現地時間)、朝鮮戦争で戦死した米軍の遺骨を本国に返還してハワイにある韓国軍戦死者の遺骨を国内に送還する式典に出席し、追悼の言葉の中で「(朝鮮戦争の)終戦宣言は朝鮮半島を超えて平和を念じる全ての人たちにとって、新たな希望と勇気になるだろう」と言及した。

 式典はホノルルのヒッカム米空軍基地で開かれた。文大統領は「英雄(戦死者)たちが何より望むのは朝鮮半島の完全な平和」とし、自身が21日の国連総会の一般討論演説で朝鮮戦争の当事国による終戦宣言と和解・協力の新時代を呼び掛けたことに触れた。任期終盤の文大統領にとって終戦宣言は切り札といえ、この日もあらためて意欲を示した。

 また、韓米同盟について、参戦した勇士の献身によって結ばれ、価値を共有する包括的な同盟に発展したと述べた上で、「朝鮮半島の完全な非核化と恒久的な平和の構築に向けた韓米両国の努力も揺らぐことなく続いていく」と強調した。

 韓国はこの日、韓国軍の戦死者68人の遺骨の引き渡しを受けた。韓国大統領が海外で開かれる遺骨送還式典を主管するのは初めてで、文大統領は「とても光栄」としながら、英雄たちの犠牲があったからこそ、自身の両親も含め約10万人の戦争避難民が自由を得て、自身もこの場にいられると語った。 

 文大統領は「韓国は国連参戦勇士の犠牲と献身を根に、国際社会の課題に取り組めるまでに成長した。世界平和と共同繁栄を目指して堂々と寄与する国になった」と述べ、この成長を英雄に見てもらえ、誇りを感じるとした。また今後も海外からの遺骨返還を進めていくと表明した。