【ソウル聯合ニュース】韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領は1日、南東部の慶尚北道浦項市の迎日湾で開かれた軍創設を祝う「国軍の日」記念式典で演説した。韓国軍が誇る強固な安保態勢に言及した上で、「信頼と自負心に基づき、朝鮮半島の終戦宣言と『和解と協力の新しい時代』を国際社会に提案した」と述べた。

 文大統領は「国軍の最高統帥権者の最も大きな責務は朝鮮半島の恒久的な平和を守ること」とし、「国民の生命と安全を脅かすいかなる行為に対しても政府と軍は断固として対応する」と強調した。

 また、文政権発足後、国防改革を進めてきたとして、「ミサイル指針を撤廃し、さらに強力なミサイルを開発している」と説明。海軍はイージス艦と潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)を搭載した潜水艦に続き、3万トン級の軽空母事業を推進しており、空軍は独自技術で次世代韓国型戦闘機KF21の試作品を完成させたことに言及した。

 その上で、▼国防予算の増額▼次世代兵器開発の研究開発(R&D)予算拡大▼将兵の給料引き上げ――などを実現させたとし、「誰も見下せない包括的な安保能力を高めるため努力している」と重ねて強調した。

 文大統領は軍の大胆な改革を求め、「核心は人権だ。人権のため骨身を削る覚悟で革新することが強い軍へ向かう近道」と呼び掛けた。空軍と海軍でセクハラ被害を受けた女性下士官が自殺する事件が相次ぎ、軍の信頼を傷つけたことを踏まえた発言とみられる。