【ソウル聯合ニュース】韓国の康京和(カン・ギョンファ)前外交部長官が国際労働機関(ILO)の次期事務局長を選ぶ選挙に立候補した。政府が1日明らかにした。同選挙に韓国人が立候補したのは今回が初めて。

 ILOの事務局長を選ぶ選挙は、立候補の届け出からスタートし、選挙運動や公聴会を経て投票によって選ばれる。

 受け付け期限であるこの日までに康氏のほか、南アフリカ共和国、トーゴ、フランス、オーストラリアの4カ国から1人ずつ立候補した。

 政府、労働者、使用者の3者からなるILOは政府代表28人、労働者代表14人、使用者代表14人による理事会により運営され、事務局長は理事会での投票で決まる。

 韓国政府は外交部と雇用労働部などによるタスクフォース(TF)を構成し、康氏の選挙活動を支援する方針だ。

 次期事務局長の任期は来年10月1日から。

 康氏が当選すれば、初のアジア出身かつ、初の女性事務局長となる。

 韓国政府は康氏について、「わが政府や国連での長年にわたる多様な経験をもとに、新型コロナウイルス禍における雇用の回復、経済危機の克服、労使と政府の3者主義による共生と連帯の精神の拡散などILOの核心となる議題を主導するリーダーシップや資質、能力を備えている」と評した。

 政府は康氏が当選すれば韓国の「労働先進国」としての地位も高めることができると期待している。

 ILOは1919年設立され、187カ国が加盟している。韓国は91年に加盟した。

 康氏は現政権が発足した直後の2017年6月に女性として初めて外交部長官に任命され、今年2月に退任した。先月には梨花女子大の名誉碩座教授に任用された。

 また国連事務総長政策特別補佐官などを務め、国連でも長年にわたって活動していた経験がある。