【世宗聯合ニュース】2020年に韓国の4大財閥の当期純利益が主要30企業グループの8割以上を占めたことが分かった。国会企画財政委員会に所属する革新系野党「正義党」の張恵英(チャン・ヘヨン)議員が5日、公正取引委員会から提出された資料の分析結果を明らかにした。

 資産規模が国内トップ4のグループ、サムスンと現代自動車、SK、LGの昨年の当期純利益は総額37兆6040億ウォン(約3兆5200億円)で、前年に比べ2兆2030億ウォン増加した。資産規模上位30企業グループは45兆304億ウォンで前年比4兆5690億ウォン減少。このうちトップ4グループが占める割合は83.0%で、前年から12.0ポイント拡大した。

 売上高をみると、4グループは778兆7830億ウォンで前年比4兆6350億ウォン減少した。30グループは53兆8400億ウォン減の1373兆2720億ウォン。4グループは全体の56.7%を占め、前年から1.8ポイント上昇した。

 新型コロナウイルスの流行が韓国経済に大きな打撃を与える中、4大財閥への経済力の集中は強まっているといえる。

 一方、文在寅(ムン・ジェイン)政権が発足した17年に4大財閥の売上高が企業全体に占める割合は16.2%、4大財閥の資産は全体の13.9%だった。19年にはそれぞれ15.7%、12.8%に縮小したが、小幅低下にとどまった。

 資料を分析した張議員は「文政権は4大財閥の改革を約束したが、大規模グループ内で4大財閥への偏りが大きくなっている」とし、改革の成果がみられないと指摘した。