【ソウル聯合ニュース】北朝鮮が、艦艇や海岸砲を攻撃する艦艇発射用のスパイク級精密誘導ミサイルを開発した。ミサイル防衛(MD)を無力化できる機動式再突入体(MARV)搭載の弾道ミサイルを開発したとの見方も出ている。北朝鮮は11日に平壌で開催した国防発展展覧会で、こうした兵器を公開した。

 北朝鮮メディアが報じた兵器の写真や映像を韓国国防安保フォーラム(KODEF)のシン・ジョンウ専門研究委員が分析したところ、北朝鮮は本体の上下左右に装着した翼を利用して飛行の最終段階で方向を変え、ミサイル防衛システムをかく乱することができるMARV搭載弾道ミサイルに似た形態のミサイルを展示した。前に設置された説明パネルには火炎が立ち上る場面が写っており、ミサイルのエンジン実験を行った可能性がある。

 北朝鮮は精密誘導ミサイルの「スパイク」と同じ形状の誘導ミサイルも展示し、発射の場面を公開した。「北朝鮮版スパイク」といえるこのミサイルは、韓国軍も保有している。

 スパイクはイスラエルで開発され、韓国軍は2010年に北朝鮮に近い黄海の島に配備した。縦横が3.2メートル、2.5メートルサイズの20キロ先の標的を正確に狙うことができ、坑道内の海岸砲やロケット砲の攻撃に用いられる。

 昨年10月10日の朝鮮労働党創建記念日の閲兵式(軍事パレード)では、北朝鮮がスパイク級ミサイルを軽装甲車に搭載している様子が捉えられたが、艦艇にも搭載したようだ。

 北朝鮮はさらに、先月28日に試射した極超音速ミサイルも公開した。極超音速ミサイルの1段目は全長15メートル、弾頭に当たるグライダー形態の滑空体は7メートルと推定される。

 このほか、北朝鮮が先月16日に初めて公開した列車発射弾道ミサイル、口径76ミリの新型艦砲、ステルス形状で設計した護衛艦が登場した。潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)「北極星3」の発射映像も初公開された。

 一方、北朝鮮は昨年10月10日の軍事パレードで公開した新型大陸間弾道ミサイル(ICBM)を「火星17」と命名したようだ。

 当時、北朝鮮が最後に開発したICBMが「火星15」だったことから、韓国軍関係者らは新型ICBMの名称を「火星16」と推定したが、朝鮮中央テレビが報じた映像では火星17となっていた。