北朝鮮住民の42%が栄養不足 アフリカ最貧国よりも劣悪=国連機関
北朝鮮よりも栄養不足人口の比率が高い国はソマリア(59.5%)、中央アフリカ(48.2%)、ハイチ(46.8%)、イエメン(45.4%)、マダガスカル(43.2%)など数えるほどしかない。
アフリカの最貧国に挙げられるルワンダ(35.2%)やエチオピア(16.2%)も北朝鮮より比率が低い。
北朝鮮の栄養不足人口の比率は00〜02年が35.7%、04〜06年が33.8%、09〜11年が42.6%、13〜15年が40.6%、15〜17年が41.2%、16〜18年が24.9%、17〜19年が42.6%と、次第に深刻化する傾向にある。
北朝鮮の18〜20年における1日当たりのカロリー摂取量は2075キロカロリーで、世界平均(2950キロカロリー)より30%近く少なかった。韓国(3465キロカロリー)と比べると約40%少ない。
北朝鮮の人々の「摂取量適合性」は平均86%にとどまった。必要なカロリーの86%しか摂取していないという意味になる。
この指標の世界平均は124%で、同統計によると北朝鮮よりも状況が劣悪な国はソマリア、ジンバブエ(それぞれ79%)の2カ国しかなかった。韓国は141%。