【ソウル聯合ニュース】韓国統一部のチャ・ドクチョル副報道官は12日の定例会見で、北朝鮮が金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長(朝鮮労働党総書記)に「首領」という呼称を使っていることについて、「党大会の決定事項の貫徹、金委員長に対する忠誠などを強調するため、そのような呼称が増えているようだ」と明らかにした。

 また、金正恩体制10年目を迎え、金氏の政治的な地位を強化する動向が見られると説明。10年目を記念する行事の開催については、「予告はしていないが、内部結束、(1月の党大会で示した国家経済発展)5カ年計画の初年度の成果報告など、さまざまな(行事開催の)需要がある」とし、「動向を見守る」と述べた。

 北朝鮮は憲法で故金日成(キム・イルソン)主席、故金正日(キム・ジョンイル)総書記を「永遠の首領」としている。2016年5月の党大会から金正恩氏を「偉大なる領導者」と呼ぶなど、事実上首領の地位を与えたが、最近、官営メディアで首領という呼称を使う例が増えている。

 一方、先月11日以降、金正恩氏の公開活動に関する報道がないことに関しては、「過去にも公開活動などが長期間報道されなかった例が複数あったため、具体的な意味を与えることは難しい」との見方を示した。