【ソウル聯合ニュース】朝鮮戦争などにより南北に生き別れになったまま韓国で暮らす離散家族が北朝鮮にいる家族に宛てて準備したビデオレターが、これまでで2万4077通に上ることが21日、分かった。南北関係の行き詰まりにより、北朝鮮に届けられる見通しは立っていない。

 統一部は2005年から大韓赤十字社と共同で、離散家族のビデオレターを製作している。同部によると、今年の1004通を含め、これまでに2万4077通を製作した。

 ビデオレターは、家族の紹介や家族が離れ離れになったいきさつ、ふるさとの思い出、北朝鮮にいる家族に伝えたい言葉などが10分程度にまとめられており、USBメモリーに保存して本人に提供している。この先、北朝鮮側と合意すれば、北朝鮮側の家族に届けられるよう、大韓赤十字社が保管する。

 南北首脳は18年9月に平壌で首脳会談を開催した際、南北離散家族についてビデオレターの交換などに合意した。だがその後、南北関係は膠着(こうちゃく)状態に陥り、実現していない。

 離散家族の高齢化を受け、統一部は14年から離散家族の遺伝子情報の収集とデータベース化にも取り組んでいる。離散を体験した世代の死去後でも、南北の子孫が家族関係を確認できるようにするため。今年までに2万5149人が参加した。